個人情報の漏洩が止まらない。金星逆行の秋に見えてきた「氷山」と、今日から守れる?

個人情報の漏洩が止まらない。金星逆行の秋に見えてきた「氷山」と、今日からできる守り方

「氷山の一角」の文字。夜の海に浮かぶ一枚の書類と、その下に沈む巨大な氷山。空には蠍座の星座線と、明るく輝く金星 星読み

今日10月19日、阪急・阪神百貨店の親会社が、予約サイトなどへの不正アクセスで、会員約126万件の個人情報が漏れたと発表しました。

この1か月、同じような発表が毎週のように続いています。タイムズカー、ヤマト運輸、ソースネクスト。報道では、最近相次いだ漏洩の件数を合わせると1億件を超えたと伝えられています。日本の人口とほぼ同じ数です。

「また漏れたのか」と慣れてしまう前に、何が起きているのかを、星の並びとあわせて読んでみます。最後に、今日からできる守り方もまとめました。

免許証の画像が、160万件漏れた

9月末に公表されたタイムズカーの件では、約660万件の会員アカウントの情報が外に出た可能性があり、そのうち約160万件には運転免許証の画像などが含まれていました。

クレジットカードなら、止めて作り直せば番号が変わります。でも、免許証に載っている氏名・住所・生年月日・顔写真は、作り直しても変わりません。一度漏れたら、一生ついて回る情報!らしいです。

インターネットでの本人確認には、免許証の表と裏を写真に撮って送るだけで済むものが、今も多くあります。その画像が漏れれば、他人がその人になりすまして、口座を作ったりお金を借りたりする材料になりかねないということ。

役所の申請書にも、他人の名前が残っていた

大企業だけの話ではありません。

先日、ある自治体のホームページから補助金の申請書をダウンロードしました。開いてみると、空欄のはずの欄に、前に申請した人の氏名・住所・電話番号がそのまま入っていました。

担当の方にお知らせして、ファイルはすぐに差し替えられました。担当の方を責めるつもりはありません。公開する前に中身を確かめる、という手順が、たぶん決まっていなかっただけでしょう。

役所には、紙の書式をそのままエクセルに写したような、入力しにくい表がたくさんあります。ネットでは「ネ申(かみ)エクセル」と呼ばれ、長く笑い話にされてきました。でも本当の問題は使いにくさではありません。誰がいつ何を入力し、それがどこに残っているのかを、誰も見ていないこと。私が見た申請書は、その氷山の一角だと思います。

なぜ繰り返されるのか

漏洩が続く理由は、人ではなく仕組みにあります。

一つめは、集めたら捨てられない情報があることです。お金を扱う会社は、法律で本人確認の記録を一定期間保存する決まりになっています。安全のための決まりですが、裏返せば、身分証の画像が何年も会社のどこかに置かれ続けるということです。

二つめは、預け先が一か所ではないことです。本人確認や通販の仕組みは、外部の会社に任されることが多く、預けた先のその先まで、私たちには見えません。今回の連鎖でも、通販の裏方の仕組みを提供する会社の子会社から漏れた例がありました。

三つめは、守るにはお金と人がかかることです。大企業でも漏れるのですから、予算も人手も足りない小さな会社や役所はなおさら。便利にするほうは工夫で追いつけますが、守るほうは、専門の人と、かけ続けるお金がものを言います。

星の並び:蠍座の金星逆行の中で噴き出した

この秋の空は、出来事の流れとよく重なっています。

実は、この流れは早くから星に出ていました。3月の春分図では、ぼやけと滲みの星である海王星が、日本の土台の一番底にありました。私はそのとき、今年を地下の水道管が問われる年と読み、暮らしの中の情報の流れも、点検すべき水道管の一つに数えました(2026年春分図の星読み)。そして9月11日の乙女座の新月図で、同じ海王星が、ふたたび土台の一番底に来ます。その真向かいの一番高い位置には、言葉と情報の星である水星がありました。私はそのとき、土台の小さな水漏れは広がる前に塞ぐこと、口約束は霧に溶けるので合意は文字に残すことを書きました(9月11日 乙女座新月の星読み)。その2週間後、タイムズカーの発表から、漏洩の連鎖が始まります。

10月3日、金星が蠍座8度で逆行を始めました。蠍座は、他人のお金、信用、秘密をあらわす星座です。金星は、私たちが大切にしている価値をあらわします。その金星が蠍座で後戻りする時期は、他人に預けておいた「私の価値」が、思わぬ形で表に出てくる時期と読めます。

大きな侵入は9月から続いていました。そして発表が集中したのが、この逆行の期間です。

10月16日には、水瓶座の冥王星が逆行を終え、前に進み始めました。冥王星は、隠れていたものを底から引きずり出す星です。この日には、大型の発表や続報が一日にまとまって出ています。

10月23日、太陽は天秤座から蠍座へ移ります。天秤座は表の制度や釣り合い、蠍座はその裏側です。整って見える制度の下に、氷山の本体がある。今年の秋は、それが見えてくる季節です。

そして10月24日から11月14日まで、水星が蠍座で逆行します。水星は情報や連絡の星です。漏洩が起きる段階はすでに過ぎつつあり、これからは「その後」の段階に入ります。漏れた情報を使った、偽のお知らせのメールや電話、身に覚えのない請求です。

今日からできる守り方

難しいことではなく。できるものを一つ選ぶだけでも助けになります。

1. 「漏洩のお詫び」を名乗る連絡に注意する

メールや携帯のショートメッセージの中のリンクは押さず、会社の公式ホームページや、カードの裏に書かれた電話番号から、自分で確かめます。カード会社や企業が、電話やメールでカード番号や暗証番号を聞くことはありません。

2. 同じパスワードを使い回さない

一か所で漏れると、同じパスワードを使っている別のサービスにも入られてしまいます。私も今年の夏、予約サイトで使っていたパスワードが漏れたと、スマホに知らせが届きました。GoogleやAppleのパスワード保存機能は、漏れたパスワードがあると教えてくれます。

3. ログインに「確認の数字」を足す

ログインのとき、スマホに届く数字も入力する設定にしておくと、パスワードが漏れても入られにくくなります。「二段階認証」と呼ばれるものです。

4. 通販サイトにカードを登録しない

買い物のたびに入力する手間はかかりますが、登録していなければ、そのサイトから漏れることはありません。登録したい場合は、ネット専用の別の番号(バーチャルカード)を作れるカードもあります。私は通販サイトにはその番号だけを登録しています。漏れても、その番号だけを止めて作り直せば済み、手元のカードはそのまま使えます。お店で払うときは、スマホをかざすタッチ決済なら、本当のカード番号がお店に渡らない仕組みです。

5. 本人確認は、写真を送る方式をなるべく避ける

マイナンバーカードをスマホで読み取る方式なら、身分証の画像が会社の手元に残りません。免許証の写真を送るよう求められたら、本当に必要か、一度立ち止まります。

6. 心配なときは、信用情報機関に申し出る

JICCやCICという、ローンやカードの審査で使われる機関には、本人確認書類を悪用されるおそれがあると申し出ておく制度があります。他人が自分の名前でお金を借りようとしたときの歯止めになります。手続きは各機関の公式ホームページで確認してください。

水瓶座時代の光と影

水瓶座の時代は、情報が国境も立場も越えて流れる時代です。

光の面では、誰でも調べ、つながり、声を上げることができること。台湾では、オードリー・タン氏がデジタル担当の大臣だった時期に、市民が国の公開データを使ってマスクの在庫地図を作りました。行政と市民が、同じ情報を使って一緒に作った例です。

影の面が、今回の連鎖です。情報が流れやすいということは、漏れやすいということでもあります。そして、守る仕組みを持てる者と持てない者の差が、はっきり出てきます。

本当は、市民が一人ひとり身を守らなくてもいい社会のほうが正しいと思っています。役所で毎日まじめに働いている人が悪いのではありません。確かめる手順を誰も持っていない仕組みのほうを、変えるべきです。

ただ、仕組みが変わるのを待つ間にも、水星逆行の季節はやって来ます。まずは、怪しいお知らせのリンクを押さないことから。それだけでも、この秋の守りは大きく変わります。


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