3月3日 乙女座満月(月蝕)― 握る手と、安置された剣 ―

2026年3月3日 乙女座満月(月蝕)― 握る手と、安置された剣 ―

2026年3月3日乙女座満月(月蝕)握る準備のできた力強い手に月光が差し込む 星読み
(月蝕)握る準備のできた力強い手に月光が差し込む

3月3日、桃の節句。

穢れを祓い、静かな幸福を祈る日。
日本人の身体に刷り込まれた、古い浄化の記憶。

その夜に起きるのは、ただの満月ではない。

月蝕だ。

満ちるだけでは終わらない。
光と影が完全に向き合い、
半年単位の流れを決定づける。

厄除けと身代わり: もともとは、季節の変わり目に邪気が入りやすいと考えられ、紙で作った人形(ひとがた)に自分の穢れを移して川に流す「流し雛」という儀式でした。これが後に、立派な雛人形を飾って「身代わり」になってもらう習慣へ変化しました。

貴族の遊び(ひいな遊び): 平安時代の貴族の子女が行っていた人形遊び(ひいな遊び)と、前述の厄除けの儀式が結びつき、江戸時代に豪華な雛人形を飾る現在のスタイルが定着しました。

春の訪れを祝う: 別名「桃の節句」とも呼ばれます。桃の木は古来より邪気を払う力(仙木)があると信じられており、春の生命力を取り入れる意味もあります。


前回の流れを踏まえると

2月2日の獅子座満月では、
「幻想が剥がれ、理念が武器化する」という配置だった。
獅子座13度の満月―幻想が剥がれる時代、志は武器になる

志を持つ者が表に出て、
空洞な物語が見切られる。

そのプロセスが、今回の乙女座月蝕で次の段階に入る。

炎を揺らした後、
今度は整える


🌕 乙女座13度「握る準備のできた力強い手」

月は乙女座12度53分。
サビアンは13度の領域。

「握る準備のできた力強い手」

行動の準備。決断力。機会の捕捉。

乙女座を「完璧主義の星座」と読む人は多い。
でも本質は違う。

調整だ。

何を握り、何を手放すか。
その選別の精度が、乙女座の本当の力。

混乱の中で感情を振り回すのではなく、
状況を冷静に分析して、
“その瞬間”に迷いなく動ける。

それが今回の月が問うていること。


☀️ 魚座13度「安置された剣」

対向の太陽は魚座13度。

「多くの戦いで使われた剣が、今や博物館に安全に安置されている」

かつて強い力を持っていたものが、
歴史として保存される。

これは敗北ではない。
力の静止だ。

もう戦わなくていい。

正しさを証明しようとした日々。
理解されようともがいた時間。
守り続けた立場。

それらを手放すタイミングが来ている。

「博物館へ」というのは、
捨てることではない。

敬意を持って、終わらせること。


2026年3月3日 乙女座満月ー月蝕のホロスコープ(東京)
2026年3月3日 乙女座満月ー月蝕のホロスコープ(東京)/iPhemeris

魚座への集中と、水星逆行

太陽・水星逆行・金星・火星・ノード。
魚座に意識が集結している。

境界が曖昧になり、
過去の記憶や感情が浮上しやすい。

水星逆行中の月蝕は、
「始める」よりも「思い出す」。

昔の夢。
封印していたビジョン。
途切れた縁。

ただし今回は、
それらを復活させるためではなく——

どこまでが役目を終えたのかを、見極めるための再会。

そこを間違えると、
終わったものを引きずることになる。


日本というフィールドで

この月蝕は日本時間の夜。

乙女座月は11ハウス領域。
未来ビジョン、コミュニティ、集合意識。

魚座太陽は5ハウス。
創造性、魂の表現、子ども性。

テーマはシンプルだ。

「誰と未来を創るのか」

理想だけで繋がっていた関係。
なんとなく続いていた共同体。
役割で縛られた繋がり。

そこに再編が入る。

数が減ることは衰退ではない。
純度が上がること。


土星×海王星の合 ― 理想の実装

牡羊座初期度数で、土星と海王星が重なっている。

前回の獅子座満月でも書いたが、
海王星が牡羊座に入る周期は165年
前回は幕末〜明治維新の時間軸だった。

今回の月蝕で、その流れがさらに具体化する。

夢を現実化する構造。
精神性を制度へ落とす力。

幻想は壊れる。
けれど本物だけが残る。

「スピリチュアル」という言葉ではなく、
日常の中にどれだけ誠実さを宿せるか。

それが問われる時代に、完全に入った。


MC蟹座24度 ── 孤島と、眠る資源

「南洋の小さな島で遭難している女性と二人の男性」

孤立。サバイバル。資源の共有。

蟹座MC=国家の方向性・国民感情。
南洋の孤島というイメージは、
地理的にも日本の外洋領域と重なる。

南鳥島。日本最東端。排他的経済水域の要。
レアアース泥の大規模埋蔵が報じられた場所。

今回の月蝕は、

  • 乙女座月(分析・資源管理)
  • 木星蟹座とのセクスタイル
  • MC蟹座(海・領土・保護)

資源テーマが強い。

「良い管理が拡大を生む」という配置。

発見、または技術的ブレイクスルーの暗示はある。


もう一つの可能性は医療・バイオだ。

乙女座=医療・精密技術。
6ハウス牡羊座に土星海王星合。

  • 新薬の実装
  • 医療制度改革
  • 再生医療の制度化
  • 感染症対策の新フェーズ

「過去の戦いを博物館へ」という魚座太陽の象徴は、
パンデミック的テーマの総括→新段階、とも読める。

ASC天秤21度は「日曜日のビーチに集う人々」。
社会ムードとしてはパニックではなく、
「少し明るいニュース」が入る可能性

ただし水星逆行中の月蝕。
速報的な発表よりも、

  • 過去研究の再評価
  • 眠っていたデータの再解析
  • 以前発見された資源の実用化段階

の方が象徴的だ。


この月蝕が促すこと

目に見える整理

デスク、PCのファイル、未完了タスク。
役目を終えた約束の見直し。

身体の調整

乙女座は消化器系。
胃腸のケア、軽いデトックス。

過去との和解

もう使わない”剣”を書き出す。

  • 戦ってきたテーマ
  • 守ってきた立場
  • 証明しようとした正しさ

それらに感謝して、博物館へ。


2026年3月3日乙女座満月(月蝕)握る準備のできた力強い手に月光が差し込む
(月蝕)握る準備のできた力強い手に月光が差し込む

完璧主義の終焉

乙女座の影は「もっと出来たはず」。

でも魚座太陽は言う。

もう十分、戦った。

不完全なままでも神聖。

整えるとは、削ることではない。
本質だけを残すこと。


春分へ向けて

3月20日、太陽は牡羊座へ。

新しい火が灯る。

でも、スペースがなければ火は広がらない。

この月蝕は、その余白を作る時間だ。

握る準備のできた手と、
安置された剣。

行動の前に、静かな決断。

整えることで、
未来は自然に形を持ち始める。

焦らず、選び、静かに握る。

この月蝕は、あなたの力を取り戻すための夜。

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