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タロットとは

タロット
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隠されたタロット占いの起源ーインド・中国・エジプト説


タロットとは、遊戯や占いの際に使用されるカードで、大アルカナ(Major Arcana 22枚)と小アルカナ(Minor Arcana 56枚)で78枚でひとつのパックとなっています。この78枚で「タロットデッキ」と呼ばれます。

タロット占いは、近年映画やアニメにも頻出し、知らない人は少ないと思います。
でも、いつからどこで始まったか、誰が初めに作ったのか?は、謎なのです。

学者間の認識とされているのは、もっとも初期の遊戯カードが中国と朝鮮に発しているとしている説です。
しかし、他にも多くあり、インドに起源があるという古い説や、アラブ人がヨーロッパにもたらしたという説、また今日でも一般的で広く流布している説は、エジプトまたはインドから来た予言者のジプシーたちによってもたらされたという説。
私もこの考え方が文明の動きと似ていて、自然で好きです。

今有名なカードのデフォルトとなっているデザインは、ヨーロッパ内部に起源を持つと考えられます。

15世紀初頭、ドイツにおける木版印刷の発明が大規模なカード製造産業の先駆となり、ステンシル刷りのパックが一般市民にも購入できるようになりました。複雑で謎に満ちたデザインが600年もの間にさまざまな変化を受けたにもかかわらず、元来の特色の大部分を今も保持しているというのが、これまでの神秘学研究者の見解です。

コレクションされるタロットカードたち


もっとも有名な「ライダーウェイト タロットデッキ」的な、78枚のパックのものが多いですが、22枚だけのものや変則的な数のカード、占いのためではなく、美術品やコレクションとしてのものも、世界には多く出ています。国によっての特徴もあり、最近はそれぞれの宗教的なビジュアルカードも増えました。


コレクション用のものは、プラスティックカードになっていない厚紙ものや、限定の順番数字がふられたもの、前世紀の有名アーティストの絵画的カード、暗号的な秘教的なもの、猫ファン用の、すべて猫カード、ブラックライトに光る蛍光塗料を塗ってあるものなど、とても個性的なものもあり、集める楽しさもあります。

 

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大アルカナ:タロットの一組78枚のうち、22枚を構成する組

アルカナとは、秘技や秘密という意味があり、大アルカナとは、大きな秘密ー人生においての運命的な動きが見て取れるカードーとされています。

象徴的な人物や場面が描かれた22枚のカード。フール(愚者)は、ジョーカーとしても扱われ、数字は無いか0番が与えられています。

タロットはシンボルの宝庫であり、無意識の言語である質問者の潜在意識を映し出す鏡として、また気軽に瞑想や自分自身を知る道具として使うことができます。

 

 

 

小アルカナ:タロットの一組78枚のうち、56枚を構成する組

小アルカナとは、小さな秘密ー具体的な流れを知ることができる数札であり、今日のトランプの源泉となっています。

14枚の同じマークのひと組をスートと呼び、4スートの56枚から構成されています。ワンド(杖)・カップ(聖杯)・ソード(剣)・コイン(貨幣)の4種類の組み札は、それぞれクラブ・ハート・スペード・ダイヤに対応しています。

タロットカードは西洋占星術とリンクしている部分が多く、小アルカナの4つのスートは西洋占星術で言うところの4エレメント(火地風水)と対応しています。カードに描かれている神秘的なオブジェクトについても、西洋占星術を理解することで、より深く容易にカードの意味を読むことができるようになります。

小アルカナの、1~10までの番号がふられた10枚の数札カードのほかに、キング・クイーン・ナイト・ペイジの4枚がコートカードとして付けられています。運命は、人が運ぶもの、人が絡んでくるものがほとんどですから、人物カードの出すヒントは質問者を取り巻く人間関係の吉凶を見る場合にも重要となってくるものです。

 

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タロットカードの選びかた

私がくじ引きでタロットを初めて手にし、その後も購入したのは、東急ハンズ。
国産タロットでは、花札で有名なニチユーさんのタロットカードもそこにありました。
その頃はインターネットもアマゾンもなかったので、海外や占いハウス、一部大きな書店でしか手に入らなかったことを思い出します。

現在は、Amazonで「TAROT」を検索すると数千ほどの検索結果が出ていますし、値段もかなり入手しやすい価格になったという印象ですが、逆にどれを選べば良いのかとなると、難しくなったのかもしれません。

タロットカードを大量生産しているのは、以前より有名なUSゲーム社というところです。ほかに、イタリア製、フランス製、スペイン製、最近は日本製も増えています。ただ、“限定3000デッキのみ生産”や、もうプレスしていないデッキなども多くあり、コレクター間ではかなりの高値になっているカードもあります。国産としては、入門書付のアニメタッチのカードも書店などで目に入りますね。

ライダー選び方としては特に決まりもないのですが、はじめて購入しようと思っている人は、小アルカナの56枚にも絵が入っているパックを選ぶのがおすすめです。トランプみたいにマークが並んでいるだけのものは、一枚一枚の意味を覚えるのにヒントが無くて覚えにくいからです。また、描かれているシンボルや象徴、流れなどを勉強しやすくなるからという意味で、私のレッスンでも最初のタロットカードはライダー・ウェイト版を用意しています。

ライダーウェイト版のタロットデッキは、様々なサイズで出ているので、使う人の手に合うものを選ぶことができることも大きなメリットです。タロット占い師にとって、カードが手になじむことも重要ポイントのひとつ。シャッフルするときに、大きすぎたり小さすぎたりするとシャッフルしにくく、落としてしまう恐れもあるからです。

ある程度意味を覚えられたら、次に買うデッキはあなたの直感で選んでください。ただし注意すべきは、イタリア・フランス版などには、ほとんど英語の解説書も付いておらず、私家版などは、カードの数さえばらばらで、いちから覚えなおさなければ使えないものもあることも多いということも覚えておくとよいでしょう。

2014/8/16追記

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