ニュー・ホライズンズ無人探査機が冥王星に到達
太陽系の一番端っこで、小さいながらも大きな役目を持つ冥王星は
クライド・トンボー(ローウェル天文台)によって1930年に発見されました。
その前に、パーシバル・ローウェルは天王星・海王星の軌道の重力から計算される冥王星の位置を弾き出していたものの、当時の技術と小さい星のため特定には至っていません。
冥王星のシンボルを「♇」と表しますが、占星学・天文学では
パーシバル・ローウェルのPとLを合わせたものとしています。
プルトニウム(Plutonium)の言葉との一致も偶然ではありません。
1930年代、核と原子力関連は飛躍的な発展を遂げました。
天王星・海王星が発見された時も、それぞれの天体に関連した革新がもたらされました。
占星学的には(占星学は天文学よりも古い)非常に重大な意味を持つ冥王星。
名前のイメージどおり、あの世との扉を守る王です。
英語ではPlutoで、ローマ神話で冥府の王の名。ギリシャ神話のハデスに対応します。
こちらの世界とあの世を守る扉、オール・オア・ナッシングのキーワードを持ちます。
核のプルトニウム的な、人間の手には負えない極度なエネルギーを意味し、
ニュー・ホライズンズが搭載している電力が、(原子力電池240w)というのも面白いですね。
アメリカのケネディ宇宙センター横からニュー・ホライズンズが打ち上げられた2006年当時は、惑星とされていた冥王星。
その後天文学会的には、物理的に小さいからという理由で惑星から外され現在は準惑星となってはいますが、占星学的には非常に大きな意味を持つため除外するわけにはいきません。
探査機打ち上げ後、月には9時間で到達した後、火星・木星・土星・天王星・海王星と、休憩しながらなんとか冥王星の近くまできたニューホライズンズ。
2015年7月14日 11時47分に再接近の予定で、ミッションが終わったあとは、
エイリアン(wiki的にはエイリアン)へのメッセージを発する予定だとか。– wiki
冥王星の衛星 カロン
カロンはギリシャ神話では渡し守(三途の川・冥界へと川を渡す役)です。
ニューホライズンズは、カロンの極についても驚く発見をしています。
NASAでは、信じられない予想外のものとして、ポールが暗く映っていると興奮。
今後の解明が待たれますが、冥王星は死と再生をも意味する星。
核と命のコントロールは、そう遠くない未来に可能となるかもしれません。
冥王星を取り巻く衛星の動き、未知の生命からの返事や、そしてカイパーベルト(太陽系内外周辺)外への探索が楽しみですね。
ツール紹介
Lineフレンド用-プロライン