宇宙からの呼びかけ ― Call from Cosmic ― が、静かに地上を震わせています。
新月は、2025年10月21日 21時25分、天秤座28度にて。
天秤座の物語が終盤を迎え、蠍座の深淵へと移行する直前。
新しい始まりは、終わりと隣り合わせに訪れます。
いま、私たちは“魂の契約”を再び思い出すタイミングに立っています。
それは、まるで遠い昔に交わした約束をふと思い出すかのような・・・。
あるいは、時空を超えて再び集う魂の盟約を再起動させるような・・・。
強烈なデジャヴ(既視感)を伴うことがあるかもしれませんね。
私自身、今この天空の配置が地上に影を落とすのと時を同じくして、地球の裏側から集った仲間たちと、過去生で何度も試みてきたミッションについて再び語り合っています。国籍も背景も異なる彼らと、今このタイミングでギャザリングしていること。これは単なる偶然でしょうか?
“As above, so below.” 宇宙の羅針盤が指し示す意味を、ホロスコープから深く読み解いていきましょう。
風のサインで起こる試練:天秤座新月と水瓶座冥王星のスクエア
今回の新月のホロスコープで最も際立つ配置は、新月(天秤座)と水瓶座の冥王星が形成するタイトなスクエア(90°)です。
同じエレメント同士でありながらも形成されるこの緊張の角度。このポイントは、単なる対立や破壊を意味するのではないということ。つまり、今回の影響は「風の時代の新たな理想」を生み出すための、互いの『正義』や『信念』をかけた高度な闘い、根本的な価値観の変容を迫る宇宙からの圧力です。
天秤座が象徴するのは、「公平性」「正義」「パートナーシップ」。なのですが、冥王星によってそれらは一度解体されます。そして、より本質的なレベルでの再構築を促されるでしょう。
私たちが「平和」や「対等」と呼んでいたもの。でも実は巧妙に隠されたパワーバランスの上に成り立っていたのではないか?そんな不都合な真実が、容赦なく炙り出されるのです。
先日の記事でも触れましたが、今世界を動かすリーダーたちの多くが風のサインに主要な天体を持っています。彼らの動向は、この天空の緊張をそのまま地上で演じているかのようでした。個人の関係性においても、社会レベルにおいても、それは変わりません。
「真のフェアネスとは何か」が厳しく問われる局面となっています。
魂の記憶のフラッシュバック:「ソウルメイト」との宿命的な再会
冥王星は、私たちの集合的無意識と、魂の深層に刻まれた記憶(カルマ)を司る天体です。
この冥王星からの強烈な横槍は、私たちの潜在意識の扉をこじ開ける鍵。
「本物のソウルメイト」との出会いや、あるいは「過去生からの魂の盟約(カルマ)」を強く現実世界にフラッシュバックさせるのです。
今、あなたの周りで起こっている人間関係のドラマは、単なる今世限りのものではないかもしれません。「なぜ、私たちはまた出会ったのか?」――その根源的な問いと向き合うことになるでしょう。

As Above, So Below:地上で始まった「魂の再集結」
再び浮上したビジョンと魂の確信
私自身のリアルタイムな話を書きます。 数年前に一度だけ垣間見た「あるビジョン」があります。それが、今回の天秤座新月が近づくにつれ、再び浮上してきました。
前回よりも、もっとボールド(強烈)に、もっとフィジカル(物理的)に。 さらに強い直感と、鮮やかな信念を携えて。
「宇宙の呼びかけ」とバディとのすり合わせ
前回は、あまりに遠い昔の魂の記憶だったため、まだファジー(曖昧)でした。 しかし今回は、違います。
実際に、地球のそれぞれ違う大陸に生まれた魂たちが、今まさに集まってきています。まだ実際に顔を見せない人もいるけれど、お互いが強く呼応し合う、その息吹が聞こえるのです。
新月が刻一刻と近づくにつれ、まるで示し合わせたかのようにスケジュールが調整されていく。これは偶然ではなく、必然のギャザリングです。
久しぶりに夢に現れたので、連絡してみたら当地に降り立つところだった。
そして、また別の人――同じ名前を耳にした瞬間、彼女の声の周波数が体内を駆け巡り、魂を揺り起こされたので、こちらから会いに行かねば!と感じる人もいます。
もはや直感だけではありません。お互いに「宇宙の呼びかけ (Call from Cosmic)」という言葉を使い、ストレートな会話が始まっています。
まだ具体的な計画としてはないのですが・・・。 しかし、「その時が来れば、ミッションのために“一緒に”すぐに動ける」という意思確認は、すでになされています。
人生では何度か「これはボールドな運命だ」と意識に浮上する動きがあります。――“ボールド”、それは大胆で、恐れず、魂が予定を思い出す瞬間。今回もまた、天空の動きと地上の出来事が、あまりにも強くシンクロしています。
私にとって今回の天秤座新月と冥王星のスクエアは、まさしく、過去のミッションを再遂行するための「ソウル・バディとのすり合わせ」なのです。
良くも悪も、ごまかしの効かない「真実の絆」だけが試され、残されていきますね。
ジョン・レノンの願いと世界の潮流
蟹座の木星が支える「平和への渇望」
天秤座は、その支配星・金星の象徴する通り、「美」と「調和」を希求するサインです。天秤座に太陽を持つジョン・レノンが歌った『Imagine』の世界観――国境も宗教もなく、すべての人々が平和に暮らす世界――は、まさに天秤座の理想のビジョンそのものです。
しかし、現実はどうでしょうか。世界ではむしろ緊張が高まっているように見えます。
ここに希望の光と、現実的な土台を投げかけるのが、現在、蟹座を豊かに運行する幸運の星・木星です。
蟹座の木星が私たちに強く意識させるのは、「自分の居場所(ホーム)」「家族」「心の安全基地」を守りたいという、根源的で情動的な欲求です。
天秤座の理想(Imagine)が、この蟹座の木星が象徴する「安心できる平和への渇望」という普遍的な感情によって、今、強く支えられています。
国際情勢の緊迫した駆け引きの裏側では、どの国の人々も、ただ「自分の大切なものを守りたい」と願っている。その共通の土台があるからこそ、天秤座の象徴するスマートで美的なビジョン(外交)による解決の道が模索されるのです。
解決への道筋:蠍座の水星・火星が形成する水のグランドトライン

では、風のサインが引き起こす知的な対立やイデオロギーの衝突を、私たちはどう乗り越えていけば良いのでしょうか。
その答えの鍵を握るのが、新月に先駆けて蠍座に入り、深く静かにエネルギーを湛えている水星と火星です。
新月時、この蠍座の水星・火星(コンジャンクション)は、蟹座の木星、そして魚座の土星と「水のグランドトライン(120°)」を天空に描いています。
これは、風のエレメントのスクエアがもたらす緊張を、深く、情動的なレベルで癒し、溶かしていくための宇宙の恩寵です。
解決策は、もはやロジックや正論の応酬(風)の中にはありません。 それは、蠍座が象徴する「腹を割った本音の対話」、蟹座が象徴する「互いの心の痛みの共感」、そして魚座が象徴する「過去からの怨念やカルマの浄化」という、水の領域にこそ存在するのです。
お互いの感情の渇きを潤し、魂の深いレベルで「和解」する。そのプロセスを経て初めて、風のサインが目指す真の「調和」が訪れます。
天秤座新月を味方につけるためのハウツー
今回の天秤座の新月がもたらす、パワフルな変容のエネルギー。少し圧倒されてしまうように感じるかもしれません。。でも、大丈夫!宇宙の波に乗るための鍵は、日常の中にある小さなアクションです。心惹かれるものがあれば、ぜひ試してみてください。
人間関係と五感を整えるアクション
- 人間関係の「衣替え」をしてみる 🧥
クローゼットの整理をするように、あなたの人間関係(恋愛、友人、仕事仲間)を一度見渡してみて。
「この繋がりは、今の私を心地よくしてくれる?」「お互いにフェアな関係を築けている?」と自問してみてください。感謝と共に手放すもの、そして、これからも大切に育んでいきたい絆が、きっと見えてくるはずです。 - 「美しい対話」のための時間と空間をつくる ☕
パートナーや大切な人と、少し気まずくても話すべきテーマはありませんか?この新月は、美しく調和的な対話をサポートしてくれます。静かなカフェや、お気に入りの飲み物を用意した心地よい空間で、「私はこう感じる」と主語を”I”(私)にして、誠実に伝えてみましょう。相手を責めるのではなく、お互いの着地点を見つけるための対話がポイントです。 - 五感を満たす「美」に浸る時間を持つ 🎨
天秤座の支配星は美の星・♀金星です。美術館でアートに触れる、好きな音楽に没頭する、美しい景色を見に行く、部屋にお気に入りの花を飾る…。あなたの五感が「美しい」「心地よい」と感じるもので、魂を潤してあげましょう。あなたの内なる美意識が研ぎ澄まされ、素晴らしいインスピレーションがもたらされます。
自己との対話と魂を磨くアクション
- あなた自身との「パートナーシップ」を見つめ直す 💖
私たちはつい、他者との関係にばかり意識を向けがちです。でも、最も大切なパートナーは「あなた自身」。自分に厳しくしすぎていませんか?自分を後回しにしていませんか?自分を最高のパートナーとして扱うように、自分自身に優しく、公平に接することを意識してみてください。 - 「理想のソウルメイト」を言葉にしてみる ✍️
どんな人と魂の深いレベルで繋がりたいですか?ノートを開いて、「私が本当に求めるパートナーシップとは?」というテーマで思いつくままに書き出してみましょう。外見や条件ではなく、「一緒にいるとこんな気持ちになる」「お互いにこう成長し合える」といった、関係性の「質」や「感覚」を言葉にしてみるのがポイントです。宇宙へのオーダーが、より明確になります。 - 過去の「痛み」を水に流す儀式 💧
今回の新月は、水のグランドトラインに支えられています。許したいけれど許せなかった過去の出来事や、心に残るわだかまりを手放す絶好の機会です。紙にその感情を書き出し、川や海に流す(環境に配慮して)、あるいは水に溶ける紙を使うなど、象徴的な「水に流す」儀式を。心の浄化が進み、新しい絆のためのスペースが生まれます。
まとめ:破壊の先にある、魂が求める真の調和へ
今回の天秤座新月は、水瓶座冥王星のスクエアという厳しい配置を伴い、私たちに既存の関係性の見直しや、不都合な真実との直面を迫るかもしれません。
しかし、それは決して罰などではなく、偽りの平和やうわべだけの調和を終わらせるための、宇宙からの愛ある導きです。
水のグランドトラインが示すように、私たちは痛みを共有し、癒し合う力を持っています。
この天秤座の新月を機に、あなたの内なる平和と、世界の平和を共鳴させてください☆彡
魂が真に求めるレベルでの調和と、時空を超えた本物の絆を再構築するために。


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