この日食が特別な理由
9月22日に起こる日食(乙女座29°)は、単なる新月や食のひとつではなく、特別なものです。
ひと月前、♍0°での新月(ダブルニュームーンのa)に扉が開きました。
そのちょうど中間に訪れた♓15°皆既月蝕が、魂の奥に潜む感情や記憶を揺さぶり、私たちの深層を洗い流しました。
そして今回、♍29°というサインの終わりで起こる日食(ダブルニュームーンb)は、まるで「完璧な浄化のフィナーレ」を告げるかのようです。
200年の天文暦を探しても例がなかった――「ダブルニュームーンの間に挟まれた皆既月蝕」。
この希少な天体劇は、個人と社会の進化を加速させ、地球全体のアセンションのリズムを大きく揺り動かしています。
あなたは最近、心がざわついたり、変化を感じていませんか?
サビアンの象徴から読み解く♍29°〜30°
この記事では、サビアン界で有名な方々ー「マーク・エドモンド・ジョーンズ博士」「ディーン・ルディヤー」「松村潔氏」の記したサビアンもそれぞれ紹介します。
サビアンは元々、ジョーンズ博士のチャネリング的メッセージから始まりました。その後、ルディアーが哲学的に解釈を深め、日本では松村潔さんの解釈が広く知られています。私は特定の“流派”に固定せず、複数の視点を重ね合わせ、そこに自分の比喩や詩的な感覚を織り交ぜています。
あなたはどのメッセージに共鳴しますか?
♍29° サビアンシンボル「内的発見・秘教的知の目覚め」
ジョーンズ博士:「A man gaining secret knowledge from a paper he is reading.」
(読み解きから秘儀を得る男)
ルディアー:「A seeker after occult knowledge is reading an ancient scroll which illumines his mind.」
(秘教的知識を求める人が、心を照らす古文書を読む)
松村潔さん:「読んでいる書類から秘密の知識を得る男」
Shakti:これまで積み上げてきた雑多な体験の中から、秘儀的な真理を発見する度数。知識を編み直し、内的秩序を整える。積み上げた学びを再統合し、次のサイクルへの準備をする。
♍30° サビアンシンボル「秘密が文化へと昇華する」
ジョーンズ博士:「A false call unheard in attention to immediate service.」
(差し迫った務めに集中し、虚しい呼び声を聞かない男)
ルディアー:「Totally intent upon completing an immediate task, a man is deaf to any allurement.」
(目前の仕事に完全に没頭し、誘惑に耳を貸さない男)
松村潔さん:「聞きとられなかった間違い電話」
Shakti:混乱の中にあっても、混乱にフォーカスしないこと。感情や世間の潮流に翻弄されない自己を持ち、次に上陸すべき地を目指す姿。本気・本心を出そう。
29°と30°をまたぐ日食の意味
サインの最後の度数は、強い力を持っています。通常の角度のサビアンよりも、それぞれの深い気づきや理解があるでしょう。ある言葉だけにとらわれず、「内的な発見」を試みてください。それはやがて、普遍化していくものなので自ずとわかるはずです。
この時期は、感情や気候嵐、社会的な混乱といった洪水のような状況になるかも。でもそれは、あなたを、すべてを洗い流すようなものではありません。今後必要ではなくなるものに対しての浄化作用です。
あなたは、このプロセスを乗り越える力を持っています。すでに、あなたの中にある経験と知恵。それらに光を投げかけ、集中してみてくださいね。
惑星たちの働き 地球への影響
日食は水星♎6°と☌合
言葉と契約の刷新。理想の具体化が始まります。新しい社会に向けての動きは、平和や助け合いを求める図ですが、まだ少し時間がかかるでしょう。それでも、です。刷新や合意の兆しが見えるのは希望が持てます。
日食は、天王星♊・冥王星♒と△グランドトライン
革命と変容のエネルギーが「拡大」。人類は情報&宇宙テクノロジーの推進を加速化させるターム。労働環境が大きく変わってくるでしょう。アメリカがグイグイ荒波に乗ろうとしていますが、世界中大波です🌊
日食は、土星♓・海王星♈と☍オポジション
現実と幻想の対立。大きな欺瞞の存在や混乱の中で「何を信じるか」が問われるでしょう。格差や弱者の悲しみを見ることも。
火星♎29°は、□スクエア冥王星+Yod(♅♆♄のアペックス)
対人面あるいは国家間の、行き詰まった関係の爆発。戦争・対立の危険。
Yodとは何かを詳しく知りたい方はこちら▶https://shakti-b.jp/yod-jung/
ちなみに、この29°♎火星・・・のルーラー金星は♍にあり、またもやYodー♆海王星♇冥王星のアペックスとなる。深堀りすると、今回の日食チャートは、幾重にもYodがかかっているのですね。
それは因縁的というか宿命というか、このへんに、過去からの柵というか、調整が難しいシコリのようなものを感じますね。海王星アペックスとなるYodも、タイトではないが存在するのでした。
Yodは「運命的調整」を促すことから、痛みは伴うが乗り越えていかねばならない。そのような、地味ながらも強制的な進化の力が働いているようです。今回の複数Yodは、欺瞞のベールを剥がしていく。過去には、そうだと思っていた事柄が、価値観の変化・浄化によって削ぎ落とされ刷新されていくのです。

9月22日日食時のホロスコープチャート。日食が水星と合、天王星・冥王星とグランドトライン、土星・海王星とオポジションを形成。さらに、火星と金星に形成されるYod(運命的調整)のアスペクトにも注目です。
個人と社会の進化:アセンションの加速
- 個人レベル:不要なものの手放し
- 習慣・体調・人間関係の「総仕上げ」を
- 隠された知恵を掴み、内なる真理を普遍化する準備を
- 社会レベル:
- 混乱と衝突は避けられないかも。古い枠組みは崩壊し、新しいシステムやルールの模索へ
- 知の発展とメディアの姿の変貌
科学と霊性、現実と幻想の統合
へ向かう
どう過ごせばいいか(おすすめアドバイス)
日常を整える
食生活・体調・生活リズムをクリアに。モノや仕事を溜めないで。体をきれいに調律。奉仕の恩恵を知ること。
言葉と契約をクリアに
曖昧な関係や依存的な契約は見直しを。仮面夫婦、条件だけの仕事など、表面上の関係は意味がなくなっていくものです。
内なる声を聴き、そして眺める
夢・瞑想・直感にヒントが宿るでしょう。感情も溜めずに吐き出しを。書き留める習慣に吉ありです。
普遍的叡智に触れる
古典や伝統に親しむことで「大きな宇宙の流れと調和」する力を取り戻す。
ー 映画「国宝」、先週日本帰国時に鑑賞しました。海外でもこのような古典・歌舞伎が人気があるのは、わたしたち自身がそれぞれの伝統文化の大切さに、心のどこかで気づいているからだと思いました。
ー なぜ生きるのか?命とは?愛とは?神とは?私の人生とは・・・など、それぞれの本質に立ち戻るのもおすすめです。
腸内環境を整える
腸は第二の脳と言われますが、「宇宙の小さな銀河」でもあります。おとめ座の新月・日食ですから、おとめ座のサインが司る「腸」にも目を向けて欲しいと思います。
- 発酵食品
味噌・ヨーグルト・キムチ・納豆などで、腸に善玉菌を取り入れましょう。 - 食物繊維
腸内細菌のエサになるプレバイオティクスとして、水溶性繊維(海藻、オクラ)と不溶性繊維(ゴボウ、きのこ、雑穀)をバランスよく。 - ポリフェノールや抗酸化食材
ブルーベリー・カカオ・緑茶・ワイン。 - 良質なオイル
オメガ3系(亜麻仁油、えごま油、青魚)で腸の炎症を抑えましょう。 - ファスティング
休息を与えて腸のリズムをリセットし、自己浄化力を高めて。
あなたができることで「腸」を労ってみましょう。

果てしない宇宙の旅路の中で、光の波動に包まれ、私たち自身の魂(ascending spirit)が目覚めていく。この壮大なプロセスこそが、今、地球で起きているアセンションの物語です。
まとめ:地球の進化と私たちの役割
- この日食は「日常的な秩序を超えて、普遍的な叡智を共有するゲート」。
- 個人の変容と社会の進化が重なり合い、地球のアセンションが加速する。
- 自分の内側を整えながら、時代と共に成長していく意識を持つことが大切です。
私たち一人ひとりの内面と、社会のシステムと、地球の意識全体が、 いま大きな「浄化と統合」のゲートを同時にくぐろうとしています。
このプロセスは、決して簡単なものではないかもしれません。しかし、この日食は、私たちが本来持っている力と知恵を思い出すための光でもあります。
変化の波を乗りこなし、自分自身を信じ、この特別な時期を「新しい自分に出会うための旅」として歩んでいきましょう。
あなたのざわめき、変容の旅を心から応援しています♡
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