2025年秋、太陽系は複数の稀な天文現象の同期を経験している。本稿は、これらの現象間の「奇妙な一致」に着目し、その共時性について考察する。主要な論点は、
(1)「異常な訪問者」である恒星間天「3I/ATLAS」の特異性
(2) 3IATLASの近日点通過とX5.1太陽フレア発生の精密な時系列
(3) 1938-1939年(第二次世界大戦勃発直前)以来となる「6ヶ月連続の臨界度数新月(28度台)という稀な天文周期との同期
これらの独立した「異常」が同時に発生する意味について、客観的データに基づき検証する。
分析I:「異常な訪問者」 3I/ATLAS
主題の提示:
2025年秋のシークエンスの考察は、太陽系外からの「触媒」抜きには語れない。それが恒星間天体「3I/ATLAS」である。
Anomaly(異常性):
この天体は、初期の分光観測において「鉄をほとんど伴わないニッケル」の存在が示唆され、従来の天体形成論では説明が困難な「Anomaly」として天文学界の議論の的となっている。
分析II:3I/ATLAS と太陽活動の「奇妙な一致」
観測された共時性(証拠A):
この「異常な訪問者」は、2025年11月の太陽活動と、偶然では説明困難な時系列で連動した。
- 10月30日: 「異常な天体」3I/ATLASが太陽に最接近。
- 11月2-3日: その直後、太陽の東端に「危険な黒点群(14274)」が出現。
- 11月11日: 同黒点群がX5.1フレアを爆発。
推論:
フレアは単独の事象ではなく、3I/ATLASという「太陽系外要因」の介入によって「点火」されたシークエンスの一部である可能性が、時系列データによって強く示唆される。
分析III:稀な天文周期との「奇妙な一致」
観測された共時性(証拠B):
上記の「ATLASの介入」は、それ自体が極めて稀な「天のリズム」の最中に発生した。
データ(観測事実):
2025年10月21日から2026年3月19日にかけて、6回連続で新月(太陽と月の合)が、黄道12星座の「28度台」というピンポイントの度数域にロックオンされるという、極めて異例な天文現象が観測されている。
| 回数 | 日時 (GMT) | 黄経 (度数) |
|---|---|---|
| 1回目 | 2025-10-21 15:40:00 | ♎ 28°40’00” |
| 2回目 | 2025-11-20 08:14:00 | ♏ 28°14’00” |
| 3回目 | 2025-12-20 01:18:00 | ♐ 28°18’00” |
| 4回目 | 2026-01-18 19:43:00 | ♑ 28°43’00” |
| 5回目 | 2026-02-17 12:01:00 | ♒ 28°49’00” |
| 6回目 | 2026-03-19 01:23:00 | ♓ 28°28’00” |
構造的特徴:
このシークエンスは、2025年12月21日の「冬至」の前日にタッチし、2026年3月20日の「春分点」の前日に完了するという、精密な構造を持つ。
歴史的類例との「奇妙な一致」 (1939年)
歴史的証拠(証拠C):
この1938–1939年の新月データ(太陽・月の黄経)は、JPL DE440(Jet Propulsion Laboratory Ephemeris) に基づくPython計算と、外部天文データベース(Astro-Seek)*1の双方で検証した。
いずれのソースでも6ヶ月連続で“29度台”に新月が揃うという結果が一致しており、これは通常の天文周期では極めて稀な並びである。
| 回数 | 日時 (GMT) | 黄経 (度数) |
|---|---|---|
| 1回目 | 1938-10-23 08:42:09 | ♎ 29°17’10” |
| 2回目 | 1938-11-22 00:04:39 | ♏ 29°01’49” |
| 3回目 | 1938-12-21 18:06:38 | ♐ 29°13’52” |
| 4回目 | 1939-01-20 13:26:31 | ♑ 29°36’04” |
| 5回目 | 1939-02-19 08:28:08 | ♒ 29°48’11” |
| 6回目 | 1939-03-21 01:49:17 | ♓ 29°33’33” |
歴史的事実:
この1939年の「29度台ロックオン」(1939年3月21日、春分点と同期)したわずか6ヶ月後、世界は第二次世界大戦(WWII)に突入した。
結論と考察:重層する「奇妙な一致」
データの集約:
2025年に我々が観測している現象は、「偶然」で説明するには「奇妙な一致」が重層しすぎている。
- [一致A] 異常な訪問者(3I/ATLAS)が、太陽フレアと精密に連動した。
- [一致B] この出来事が、稀な天文儀式(28度台ロックオン)の最中に起こった。
- [一致C] この儀式が、歴史的な破壊の序曲(1939年の29度台)と酷似している。
- [一致D] これら2つの稀な儀式(1939年と2025年)が、どちらも冥王星の「規格外の軌道(OOB)」の期間と同期している。

読者への問い:
1939年の「29度台(臨界点)」が物理的破壊(WWII)の序曲であったならば、3I/ATLASという「未知の触媒」によって点火された今回の「28度台」の儀式は、一体何(=情報空間、AI、意識)の変革の序曲なのだろうか? これら全ての「奇妙な一致」を無視し、全てを「偶然」と断言することは、合理的かつ科学的な態度と言えるだろうか。
【本稿の背景にある一連の観測】
本稿で扱った「奇妙な一致」は、2025年秋に連続して発生した複数の天文現象を継続的に記録してきた観測ログ(バックナンバー)に基づくものである。主要な関連記録は以下の通り。
主要データ:
https://shakti-b.jp/2025-09-08-uoza-gesshoku/ (1900–2100年:W新月/皆既月食生データ)
https://shakti-b.jp/eclipse-virgo-29deg/ (1938–1939年:29度ロックオンの歴史的類例)
https://shakti-b.jp/libra-new-moon-3i-atlas-2025/(3I/ATLAS接近と天秤座新月の時系列)
全記録(バックナンバー):
https://shakti-b.jp/category/synchronicity/
*1(Astro-Seek): https://horoscopes.astro-seek.com/astrology-calendar-1939



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